読書録

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学研新書 始めよう!「定年塾」 老後を充実して生きるためにやっておくこと

 定年後を心豊かに暮らすために必要な能力=定年力として、著者は5つの分野に集約し、冒頭、三択式で25問を提示し、チェックしてみようと呼びかける。5分野ごとしてみると・・
◇つながり力=趣味、地域での暮らし方や友人・・正答3
◇経済力=仕事や年金、家計・・正答2
◇健康力=自分自身や家族の健康・・正答2、
◇始末力=相続や身辺整理・・正答1
◇夫婦・家族力=夫婦の関係や子供の自立・・正答5  
→正答計13で、判定では可だが、「わが身とわが振る舞いを真剣に振り返る必要あり」p44だったので、特に始末力については、いろいろ準備しておかないといけないということか。


発刊した学研教育出版のサイト→ http://hon.gakken.jp/book/1340524800


 5年前に発刊された本ではあるが、事例豊富に、問いに答えながら考えさせてくれる内容で、印象に残ったところをいくつか引用
◇休日が嬉しいのは、他に拘束時間があるからで、好きにしていいことになれば気力が低下p52
◇仕事に追われなくてすむことが、置き忘れてきた”好き”を再びやってみるチャンスp57
◇身辺整理で困るのは手紙と写真。自分がこの世にいなくなったとき、それらのモノがどういう扱いを受けるのか、一度冷静に考えてみるp156
◇仕事がなくなったら行くところがない、これが問題で、定期的に長く出かけられる場所を見つけることp177


 著者は最後の終章で、【定年の鉄則7か条】を提示している。この読書録で連動するアマゾンのトップカスタマーレビューに、その概要が書かれているが、公式のサイトや他の記事にもあまり出ていないので、この読書録では、このうち、普段あまりできていなくて、心掛けたい3つのみを以下に引用して備忘録に。
第2条 明日することを今夜決めておく
第6条 ほめ言葉を惜しまず発する 
第7条 他人と比べない


 この読書録を書いているきょう9月1日、ある方の通夜に参列したが、享年63歳、若すぎる。ご逝去される前日までテレビに出演、その内容をブログにもアップされていた。
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/278429.html
ご冥福をお祈りいたします。


{2017/8/23読了、記入は9/1}