読書録

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『インターネット新世代』 村井純 著

インターネット新世代 (岩波新書)

インターネット新世代 (岩波新書)

放送と通信の融合などネットの新しい時代が論理的にまとめられている。
辞書的に読むことも可能な新書で、いろいろ知らない言葉もわかって良かった。
それにしても進歩の速度が早いというか、用語にもなかなかついて行けない。
日々勉強あるのみか。


p3:(デジタル化でHDTV化して動画の画質が良くなる+受信機のデジタル化でコンピューターとの区別が希薄になる)

p30:用語で「デジタルサイネージ」とは、公共施設などに設置されたディスプレイに映像や情報をネットワークで配信するシステムのこと。

p38〜(通信と放送の新しい関係:1放送基盤と通信基盤の区別がなくなる、2創造性を生み出すインターネットの基盤が重要に、3ネットで共有され交換されるデジタル情報の本質は国境がなく国際性、4アクセシビリティ=すべての人が利用できるメディアをどう構築するか、4つの問題は制度を見直す鍵)

p70:RFIDによる大きな変化(電波のエネルギーで動作する小さいタグ)

p101:(クラウドコンピューティングで分散処理が発展していく上での課題は、正しい秩序とルール:安価に安全に信頼性をもって提供される必要
p103:物理的な情報を利用する側に意識させず、隠蔽していく中で、単純で抽象化されたサービスを提供するという使命があります。抽象化して透明にすること-これが分散処理の永遠の美学・・人間がやりたいこと専念できる環境を構築できるのです。

p122:私たちはその便利さゆえに、インターネットに依存した社会を形成しつつあります。・・インターネット運用上の障害がこれまでより深刻な、新しい問題を引き起こします。(→安心や信頼性)

p133〜:インターネットの構造と安全性:1.アプリケーション=使い方、2.支えるための共通の仕組み、3.基幹インフラとしての安定した役割を果たせるのか

p187:日本の技術は優れていると一般的に考えられています。しかし最近、情報通信の分野では、「ガラパゴス」ともいわれ、グローバルに通用しないのではないかと心配されます。・・独自の進化を遂げているという意味の比喩としてはあたっています。・・一番の問題は日本の産業がそこで満足してしまい、国際競争で勝とうという動機がなくなることです。
p196:韓国のサムスン、台湾のHTC、中郷のファーウェイなど、アジアの国が先進的な携帯電話を生産しています。


p209:立体テレビの可能性、

p219:新しい技術が発展する過程における「物差し」は人とマーケット・・先端の技術を取り入れながら賢く利用する人がいる、というのが質の高いマーケットということになります。・・本当に大事なことは、日本に住む人が賢く良い利用者であり続けることです。

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