- 作者: 大川内麻里
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2008/11/28
- メディア: 単行本
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著者は、家庭的にご苦労をされたようで、書いてある内容はきわめて常識的なことなのだけれど、説得力があった。
とりわけ、「性教育」の部分については、そろそろなんとかしなければいかんのだろうなあ、と子どもを見ていて思ってはいたのですが、この著者のブログでものぞいてみて、よかったら紹介しようかとも思う。中学生になって携帯は欲しいとは言わないのだけれど、ネットはそこそこ見ているようだし、友だちとの関係で、エッチ系の漫画や動画もどうも見ている気配がある。
この部分でゆがんで思春期を迎えると、暴走してとんでもない事件につながるような気がするのは、著者の感じるところと一緒で、うまく育ってほしいとつくづく思う。
(目次-引用)
第1章:ネット・ケータイ、子どもには不必要ですか;
p42:安全に使いさえすれば、とても便利で素晴らしいツール
第2章:落ちたら危険!ネット・ケータイに潜む闇
第3章:ネット・ケータイの闇に踏み込ませない予防策
p70:ネットにはまりやすいのは男の子、ケータイにはまりやすいのは女の子
p78:きちんとしたネットリテラシーの教育を施したう上で、「あなたを信頼して、自分の判断で閲覧するサイトなどを選び、自室で使うよう任せる。その代わりに、私たち親の信頼を裏切ることだけはしないように」という相互信頼の関係を普段から作っておきましょう。
p80:ブラウザの履歴やメールをときどき見せてもらう
第4章:子どもがトラブルに巻き込まれてしまったら
p95:異性の親が注意する、というのはなるべく避けましょう。
第5章:この機会の親子で知っておきたい性の知識
p121:「正常」な人間関係、こと男女関係を結べないことが、異様な犯罪に走らせたのではないかと。子どもには、健全な男女観をもって育ってもらいたいものです。
p124:まずは、当り前の思いやりを異性である女の子に対して持つよう教えること。そこから始まるのです。
p149:セックスセラピーというブログを通して性教育にとりくむ
第6章:仮想現実が拡大する時代に必要な新教育
p159:自分を大切にする自尊心を育むことが、まわりを大切にすることの第一歩です。
p172:子どもに安定したアイディンティを確立させるために、夫婦間でお互いの悪口を子どもに吹き込むことだけはしないようにしてください。
{フォーラムで3/7借り4/1読了、記入は4/4}