読書録

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『かけがえのないもの』 養老孟司 著

かけがえのないもの (新潮文庫)

かけがえのないもの (新潮文庫)

扉にも書かれているように、著者の数多くある書籍の中で、この本は、これまで著者が書いてきたことがコンパクトに紹介されている。
何事も手入れや、生老病死、といったことを大切にすることなどが登場する。


(扉)
かけがえのないもの、それは人の手のはいっていないもの、すなわち自然、子ども、からだ…。予測のつかないそれらとの付合い方を、日本人は知っていたはずだ。結果を予測し、何事にも評価を追い求める生き方はつまらない。何が起きるか分からないからこそ、人生は面白い。自分で考え、まずやってみよう 。養老先生が一番言いたかったことをまとめた、養老流人生論のエッセンス。

(目次-引用)
第1章 自分のことがわからない;


第2章 人間の構造;
p27〜「機械論」と「機能論」
p41:我々個人が持っている自然と均衡、あるいは心と身体の釣り合いのようなものがあると思います。・・両者がうまく均衡する状態に落ち着いたとき、一番安心できるのではないかと思います。かけがえのない人間というのは、そういう存在だと思います。


第3章 かけがえのない未来;
p51:子どもを育てるというのは・・自然に手入れをしていく。
p54:生まれて老いて病んで死ぬことには変わらない。

第4章 わけられない自然;
第5章 かけがえのない身体;
第6章 からだは表現である;
第7章 自然と人間の共鳴;
第8章 かけがえのない自然;終章 意識からの脱出

{地区センターで3/14借り3/30読了、記入は4/5作業中}