読書録

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『新版 民主党の研究』 塩田潮 著

新版 民主党の研究 (平凡社新書)

新版 民主党の研究 (平凡社新書)

総選挙の前に書かれた本ではあるが、これまでの民主党の歴史や幹部の人物像を知る上では、とても参考になる。ただ、論座連載の記事を再構成したためか、時系列的には、いったりきたりがあり、注意深く読まないと混乱する部分もあった。

実際にまもなく鳩山総理が誕生し、政権交代の内実が問われることになるわけだが、この本で改めて歴史をたどると、よくここまで持ちこたえたものだと感心するところもある。


(扉-要旨)
二〇〇九年五月、小沢代表の辞任にともない鳩山体制がスタート、民主党の行く末が注目されている。総選挙で権力が移動する「王道の政権交代」は果たして実現するのか。はたまた政界再編の始まりか。その政権担当能力をふくめ、民主党の本質に迫る。旧版に小沢時代の総括と今後の展望を大幅加筆。民主党の将来を占う政党研究の決定版。

(目次-引用)
プロローグ 党首交代;三木武吉の「私心、保身、野心」の「三シン」を捨てる
第1章 民主党の誕生;
第2章 「宇宙人」鳩山由紀夫;p61:米で国を愛するということを追求したい
第3章 菅直人の栄光と挫折;p105:永久改革路線=矛盾を解決しまた矛盾
第4章 自由党合流;
第5章 混迷の岡田・前原時代;p115:米留学で政治家が官僚の方向を決めることを学ぶ
第6章 小沢民主党の始動;
第7章 小沢一郎の論理と行動;p229:選挙運動は川上から
第8章 幻の大連立構想
第9章 「ねじれ」の攻防;
第10章 政権担当能力の虚実


{図書館から借り9/10読了、記入は14、21補足}