誰も教えてくれなかった『源氏物語』本当の面白さ (小学館101新書)
- 作者: 林真理子,山本淳子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/10/06
- メディア: 新書
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宇治へも行ったことがあり、何度となくあらすじは読むことはあるのだが、本格的に読んだことはない「源氏物語」。
この本では、当時の女性の心理や社会的背景など、楽しく教えてくれる。
p114:(林)今の女性たちと同じ悩みを持っていたと。心はすごく惹かれているのに、もう一人の別の男のほうがセックスにたけていて、体はそちらに惹かれてしまう。でも今の世の中に、そんな悩みを抱えている女の人がいるのかしら。両方とも試してから決めるという感じだと思うのですけれど。(山本)「心の薫と体の匂宮」かつてはそのように見られていました。が、最近では簡単に二分割できないと考えらえっるようになっています。
なんていう対談などあるものだから、まあ、なんとも源氏物語に誘ってくれる。
それにしても去年は千年紀、これだけ長い間読み継がれ、人気のある作品は、そうないのだから、いつかは読みたいものだ。
(目次)
はじめに 源氏物語は実に奥深くて面白い;
序 『源氏物語』を読む前に知っておきたいこと;
第1章 『源氏物語』スター千一夜;
第2章 『源氏物語』は極上の恋愛サスペンス;
第3章 平安時代の男と女;
第4章 『源氏物語』はなぜ千年間読み続けられたのか?;
あとがきに代えて ほんとうにあった『源氏物語』
{地区センターで2/21借り3/4読了、記入は3/7}