- 作者: 村山治,奥山俊宏,横山蔵利
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2008/09/12
- メディア: 新書
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内部告発という言葉が流行語大賞になったのは、2002年。
2006年4月に公益通報者保護法が施行され、
ミートホープや船場吉兆などが問題になった2007年には、
今年の漢字に「偽」が選ばれたことなど、読みながら思い起こす。
ちゃんと対応していれば、会社がなくなることはなかったかもしれない。
p100で紹介されている帝人の担当者の
「みずから違反を発見できたのはたいへん大きい。心ある社員の通報で会社を救うことができた」という言葉の重みを、かみしめたい。
(目次-引用)
プロローグ なぜ連鎖するのか;
第1章 三菱自動車の欠陥車隠し、「不特定多数に対する殺人」;
第2章 ミートホープから船場吉兆まで、食の偽装を追う;
第3章 コンプライアンスと内部通報、企業はどう向きあっているか;
第4章 地方公共団体でのコンプライアンスの取り組み;
第5章 「検察裏金」疑惑、現職検事はなぜ逮捕されたか;
第6章 専門職の倫理と内部告発;
第7章 千代田生命の元常務と元社長、破綻を境に賠償責任が逆転;
第8章 「内部告発のパイオニア」が受けた32年間の仕打ち;
{1/21-22読了、記入同日}