読書録

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思わず人に話したくなる千葉学

思わず人に話したくなる千葉学 (歴史新書)

思わず人に話したくなる千葉学 (歴史新書)

千葉市内の本屋さんで、洋泉社のこの本と、『あなたの知らない千葉県の歴史』が、ランキングの上位にいずれも入っていた。とても楽しく地域の情報を知るには便利な一冊だ。これまで知らなかったこともある。

はじめに、に書かれているように、京浜工業地帯と海の幸の宝庫、TDLと成田空港、
「その多様性こそが、千葉の最大の「売り」と言えるかもしれない」
というのは、その通りだろう。

千葉を舞台にした文学作品として紹介されている、伊藤左千夫の『野菊の墓』や山本周五郎の『青べか物語』(浦安の漁村の風景をつづる)など、かなり昔に読んだような記憶があるものの、改めて読みたいとも思った。


以下、知らなかったこと、記憶に留めておきたいことなどメモに。
(目次ー引用)
第1章 自慢したい千葉県の風土;
02 「千葉」の由来は「羽衣伝説」:平常将が妻にめとる千葉(せんよう)の蓮の花に舞い降りた天女
03 利根川霞ケ浦・北浦・印旛沼手賀沼の一帯を「香取の海」という
05 下総(しもうさ)・上総・安房の房総三国は東海道、都に近いところが上で南にあるが上総、いずれも遠国
06 房総の由来は良質な麻の産地、四国の阿波国から上陸して麻や穀物を植えよく育つ。古語で麻は総。
11 明治期につけられた順番を表す開墾地域の地名が現在も生きる⇒初富〜十余三まで13
12 400年の歴史をほこる勝浦朝市


第2章 自慢したい千葉県の経済・企業;
22 ららぽーと1号店は、もと船橋ヘルスセンターで、映画『ニッポン無責任野郎』で新婚旅行先に


第3章 自慢したい千葉県の気質・県民性;
29 江戸時代は安房に2藩、上総に7藩、下総に8藩が、明治に24藩⇒県、印旛県と木更津県が6月15日に合併して千葉県になり「千葉県民の日」に。


第4章 自慢したい千葉県の特産・グルメ;
32 成田山の精進料理で味わう幻の大ゴボウ
33 習志野俘虜収容所から製法が伝わったソーセージ:ドイツ将兵1000人が大正4年から8年の暮れまで


第5章 自慢したい千葉県の名所・旧跡;
45 徳川幕府の名残をとどめる「戸定が丘歴史公園」(松戸)


第6章 自慢したい千葉県の人脈・有名人;
54 大原幽学が組織した世界初の生活協同組合
57 佐幕を貫いた最後の大名、林忠崇


第7章 自慢したい千葉県の文化・スポーツ;
66 いすみ市岬町にある『麻雀博物館
67 四街道市にある粋なガス灯通り
68 イワシで栄えた歴史を語るイワシ博物館(九十九里町役場の裏手)


第8章 自慢したい千葉県の自然環境;
74 行徳の「宮内庁新浜鴨場」で雅子妃にプロポーズした皇太子


{8/16-17読了、記入は24}