読書録

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ハンドブック集団的自衛権

ハンドブック 集団的自衛権 (岩波ブックレット)

ハンドブック 集団的自衛権 (岩波ブックレット)

内閣法制局の長官に、憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認に前向きな外務省出身者をあてることが、8月8日の閣議で決まった。一方、最高裁判事に任命された前内閣法制局長官が8月20日の会見で、政府解釈の見直しで集団的自衛権の行使を認めることは「非常に難しい」と発言して記事になっている。
集団的自衛権の扱いをめぐって政府の動向が注目されている中で、いわゆる護憲派の立場からこれまでの歴史や基本的な論点を知るには、きわめてまとまっているブックレットだ。


主張は明確で、本の表紙にある通り、
「もしその行為が容認されれば、憲法9条は有名無実化する」
ということ。


法律論の部分と、日米安保含め政治の実態をどう考えるのかという部分、
ここをつきつめていくと、憲法9条と改正の動きをどう考えるのか、
というスタンスに大きく関わることになる。


(目次ー引用)
1 集団的自衛権とは何か;浦田一郎―憲法との関係を中心に

2 戦後どのような議論を経てきたか;前田哲男

3 「集団的自衛権」行使容認で何が起こるか;半田 滋

4 集団的自衛権の行使はなぜ許されないのか―阪田雅裕・元内閣法制局長官インタビュー

本書に関連する条文


{8/18読了、記入は22}