ワーキングプアの大逆襲―労働争議最前線からの「格差“使い捨て”社会」の処方箋! (Yosensha Paperbacks 31)
- 作者: 設楽清嗣,関根秀一郎,和田義光,池田一慶,高井晃
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2007/10
- メディア: 単行本
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また、「成果主義」がいかに会社や社員をむしばんでいるかも実例をあげて紹介している。富士通、ナムコ、石川島播磨など、目標を低く設定するようになったり、技術が伝承されなくなったりしたという。際限のない長時間労働、パワーハラスメント、ストレスからくるうつ病など、(p105)正社員にも受難の時代。
「国際社会のなかでの競争力」を維持するために、労働コストを下げる一連の動きの中で、派遣や成果主義などの問題が噴出している今、この本で示されているように、「職場や仕事の枠を超えて連帯する」ことが大切なのかも知れない。
{フォーラムから5/31借り6/27読了、記入は28}