読書録

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会社に行くことがツラくなったら読む本/見波利幸

会社に行くことがツラくなったら読む本 (アスカビジネス)

会社に行くことがツラくなったら読む本 (アスカビジネス)

p19;なぜ今、心の病が増えているのか
・企業間競争の激化、技術革新、情報化、リストラなどによる過重労働
・安易な成果主義導入による、不適切な評価
・対人関係の希薄化と、コミュニケーションスキル不足

p49:職場が砂漠化していませんか?職場風土そのものがストレスになるという認識を持つことが何よりも大切。「人の話を聞くことが大切である」という職場の雰囲気、「意見が言える」「自分の気持ちを伝えられる」という職場の雰囲気

p56:適切に評価を受けられず、「攻撃的」な言動を受けた時、どのような気持ちがしたかを率直に一言で伝えてみる
・その言葉は傷つきます。とても驚きました。ぐさっときました。悲しくなりました。つらいですね。困りました。

p67;喪失体験は最大のストレッサーで、「家族の死」「子どもの死」「離婚」「失恋」などを体験すると心の病が起きやすくなる

p69;パワハラは、うつを発症させる大きな要因。上司からの叱責で自信喪失になりなすい。言いたいこと伝えたいことが全くいえない

p72:家庭はストレスの緩衝要因の役割があるが、時には最大のストレッサーともなる。その要因は
・家族の病気やけが、夫婦喧嘩、経済的困窮、子供の非行や犯罪、家族から頼られていない居場所がない、親の介護

p109:ストレスへの対処行動=コーピング、ポジティブな発想を心がけることなど
1)軽い運動などをして体を動かす、好きな趣味をやる、旅行やレジャーに出かける
2)悲観的な物の見方、受け止め方を、前向きな受け止め方に変える
3)問題に直面した時にその問題自体を解決したり対策を講じること
p114(具体的に)仕事を悲観的に受け取らない、気分転換を図る、つらくなったら聞いてもらう
p124;相談にふさわしくない人→自己中心や、いつも激励する人、なんでも精神論になる人や、価値観を押し付ける人。
相談相手としてよいのは、本気で心配、気持ちを大切にする、認めて評価してくれる、傾聴ができる人
p137:職務満足=仕事を通して得られる肯定的なな感情が高ければ業績も高くなる。家庭に心配事があると職務満足館にも悪影響
p150:うつ病を再発しないための3つ
1)服薬の継続 2)ポジティブな発想を心がける、③ストレスの軽減

ところどころにまとめも書いてあって、読みやすい本でした。かつ、以前いた職場のことを思い起こし、よく厳しい中でもなんとか持ちこたえてきたなあと、妙に感心することもありました。

{フォーラムで6/22に借り7/5読了}