発刊した新潮社のサイト↓
ちょうどことし8月に、青森の「斜陽館」を訪ねたこともあり、久しぶりに読んでみたくなったのだが・・・著者の人生とオーバーラップして、なかなか悲しくなる。また、自分も振り返ってしまい、ちょっと落ち込んだ部分がある。
おりしも、9/6金のあさイチでは、蜷川実花さんが出演して、同名タイトルの映画ながら、実際の太宰治の人生を追い、関わった三人の女性の手記なども参考にして作ったと説明していた。女性には魅力的に映るのか・・監督はキャスティングで最初からイメージして小栗旬にしたというが、なかなかの役者ではある。
なお、今回読んだのは、新潮社の文庫版だが、本屋では、KADOKAWAのフェス開催中で、角川文庫では、映画の影響もあったか、カドフェスのランキング3位になっていた・・・
また、それぞれ、文庫本だと解説がつくわけだが、新潮社版では、太宰作品の中でもこれが最も優れているというニュアンスだったように思う。
それにしても今の時代に、著者の感じていた閉塞感というか悲しみは、なんとなくわかるような気がする。
{2019/09/1~8読了、記入は17}