読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

続・ちょっと早めの老い支度

 帯にあるように、老いに伴う日常生活の小さな変化やそれへの工夫などが記されている。

 著者は年代が近いことや病気のことがあり、これまでもいくつか読んできた。読書録に記録があるのは以下↓
2013-05-20 『欲ばらないのがちょうどいい』 岸本葉子 著
2009-11-17 『買おうかどうか』 岸本葉子 著
2009-08-26 『凹んだって、だいじょうぶ』 岸本葉子 編


発刊したオレンジページのサイト⇒ http://www.orangepage.net/books/984


 「近頃はなんだか魔法使いと同居しているみたい」p52って、何のことかと思ったら、物を隠したり異動させたりしているのではないか・・・記憶の衰えということか。ほんとモノを覚えられなくなった気がする。


 「家具を減らす」p72ことも、今後の課題になることは目に見えている。各項目ごとに、著者のヒントが3点づつ紹介されているのだが、この項目では、処分できないと決め込んでいないか、スペースと使用頻度を良く考える、思い出は心にあればいいと割り切るp74は心にとめておきたい。


 著者が紹介している句会というのも、結構面白いかも知れない。人間関係はストレスフリーで、歩いて作る吟行は運動になり、また題材探しで好奇心も活発になるという。機会があれば今後探してみようか。


 今後の人生を考えるにあたり、以下3点、を備忘録的に。
◇心の持ち方、今、これからp150〜:さびしさや焦燥感が、本質的な心の課題
◇人の役にたちたいp154〜広くとらえ、資格や技能や芸は必ずしもいらず、優しい心根が何よりも人を支える
◇不安が大きくなったらp164〜老後がある幸運を思い出し、これだけは見届けたいモノを持ち、くだらないことでも長生きの動機に


 ラストで、ファイナンシャル・プランナーの山田静江さんとの対談が掲載されているが、「歯と腿モモを鍛える」と山田氏。健康について後悔することのダントツの一位が歯のケア、そして歩くことだという。肝に銘じておきたい。


{2017/11/7読了、記入は11土曜}