- 作者: 最果タヒ
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2017/03/27
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る
タイトルにひかれ、手に取る。女子高生の唐坂和葉(カズハ)を中心に、付き合ってと言ったらままいいよと言ったのでやめてしまった隣のクラスの沢くん、同じクラスで一人で掃除をしていた初岡さん、経緯を聞いてハブろっていった神田夏など十代の高校生たちが登場する。
加えて、京都の大学に7年通う兄・葉介と、親友の三井、浮気をしたといいながら結婚することになったビッチな彼女など、相互に関係しながら、つきあいや結婚、いじめ、自殺など、会話の中で語られていく。
発刊した文藝春秋のサイト⇒ http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163906232
著者のブログに、SNS系リンク先あり⇒ http://tahi.hatenablog.com/
(この本についての記載はないのはなぜだろう)
著者のサイト⇒ http://tahi.jp/
HPや帯にもある(冒頭部分)が印象的。
「感情はサブカル。現象はエンタメ。
つまり、愛はサブカルで、セックスはエンタメ。私は生きているけれど、女子高生であることのほうが意味があって、自殺したどっかの同い年がニュースに流れて、ちょっと羨ましい……。」
著者本人が、略歴からは40歳代なのだろうが、あとがきにある、十代を語りたくなったが・・・あたりがタイトルになったのか。それにしても、著者名も、さいはて、と読むようで、初めて接しました。
ただ、高校時代というのは、いろいろあって確かに懐かしく、また、いまでも集まることが一番多い仲間たちで、本小説に書かれているような、いろいろなテーマについて語り合ったことを思い起こした。
{2017/09/30読了、記入は10/01日曜}