1日10分からのソーシャルネット入門 ?いいことを引き寄せるFacebook時代のネットの使い方
- 作者: 内藤 みか
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2011/06/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
ソーシャルメディアのもたらした新しいネット感覚について「共有するという楽しさp4」「友人知人同士でワイワイとアットホームにつながるp17」「ひとつの経験を、たくさんの場所にいる大勢の人と共有する醍醐味p211」などと表現し、不慣れな人にとっては新たな手間にしか思えないことはもったいなく、むしろ多くの人脈や情報が溢れている中で、すぐに教えてもらえることが多く本当に助かっている、参加することでかえって自由時間が増えるはずp7、という著者の言葉は、ソーシャルを薦めるにはわかりやすいと思う。
著者の本は、『夢をかなえるツイッター』( http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20111028 )以来5年ぶりだが、タイトルの変化からもわかるように、さまざまなソーシャルメディアを使いこなし、その特性も理解しながら発信されている。ブログだけではダメか?というよく受ける質問に対し、「スピード」=即時性p21が大きな違いであり、作家が無料のソーシャルをなぜ使うのかについても、プロモーションができて、「今一番伝えたいことp26」があるからだと説明する。
出版した技術評論社のサイト⇒ http://gihyo.jp/book/2011/978-4-7741-4686-7
著者が本の感想を呼びかけている著者のアカウント⇒
Twitter:http://twitter.com/micanaitoh ハッシュタグ #snsbook
Facebookページ:http://www.facebook.com/micanaitohfan
いくつか引用して下記にメモ。
◇ツイッターは自分速報、フェイスブックは自分絵日記、ブログは自分社説p62など、特性に応じて発信。
◇プロフィール設定で気をつける6つ、1)名前は同じ、2)プロフィール画像も同じ、3)画像は笑顔か知的に、4)仕事を明記、5)ワンテーマに絞る、6)メルアドは非表示に←プロモーションでなく個人的発信が限定される場合は、なかなか難しい・・・
◇1日10分しか時間がとれない方は、ツイッターかフェイスブックのどちらかひとつだけ、30分なら両方、本日の要点を朝と晩に伝える+ブログを書いたらソーシャルで知らせるp85〜89
◇ツイッターは大切なニュースや貴重なひらめき、人に広めたい楽しさなどで反響があり仕事の合間の進捗状況、フェイスブックは加えて親しみや温かみのある視点が必要で一服のなごみを投稿p107
◇フェイスブックで一斉メールを送ることができ、やってみたがほとんど人数は増えなかったp120大事なのはアットホーム感と人柄p123+外国人から反応があるp128+注目した3つの機能p132〜として、1)リンク(画像を1枚自動的に貼る)、2)チェックイン(同じ場所の友達リストも出てくる*進化する可能性)、3)便利なアプリが増える(たとえばショッピングカート)
◇誰もが読めるネット上の発言に許可を得る必要はなく、メールの多用は逆効果にもp177+著名人から返事をいただくには、1)困ったり探していることへの解決方法、2)宣伝したい作品やイベントがある時に感想や参加宣言、3)レアな作品の感想、などを伝える
◇つながるカギは、専門とリンクしたつぶやきp185+ハッシュタグの活用、イベントへの招待
◇デメリットで個人情報漏れ、人間関係が知られてしまうp196、場所が特定される恐れ(自宅近くの店は書かないp198)、子どもの名前など書かないp200
◇★炎上では、一刻も早く自分の非を認め謝るべきところは謝り、訂正すべきことは訂正する、それ以上の説明はよほどのことがない限り必要ない、できるだけ黙っておいたほうが理解を得やすく、その後の行動で理解してもらう。誰かを傷つけたらDMなどで直接心からお詫びし意向をうかがうp202
ソーシャルでは、LINEの登場や、画像を扱うことについてはさまざまなツールが登場するなど、日々技術が変わっていくが、本著に書かれた基本的な考え方や内容は、5年たった今でも十分通用するし、とても参考になる。
{16/8/12-13読了、記入は27}