- 作者: 重松清
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/09/19
- メディア: 単行本
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ピンクレディーは、まさに僕らの青春を一緒に歩いてきたようなスター。阿久悠さんのすごさというのが、ひしひしと伝わってくる。また、著者のやさしい視点が随所に盛り込まれ、小説を読んでいるかのように涙腺が刺激される部分もあった。
それにしても、阿久さんのバイタリティというのは、どこから生まれてくるのだろうか?学生時代から就職、広告社での仕事ぶり、テレビとの邂逅など、知らないことが多かった。そもそも、スター誕生と中3トリオというのは、ほぼ同世代的に見ているはずなのだが、こういう背景、仕掛けがあったとは、全く知らなかった。
すごい仕事をしてきたものだ、と改めて感服する。
(目次ー引用)
プロローグ 三十二年目の津軽海峡・冬景色;
第1章 墨ぬり少年の履歴書;
第2章 「阿久悠」の誕生;
第3章 遅れてきた作詞家;
第4章 時代を叩け;
第5章 少女たちのサクセス;
第6章 魔球はハリケーン;
第7章 「父」なき世代;
第8章 やせがまん;
第9章 八月の光;
エピローグ そして歌は星になった
{地区センターから借り11/30読了、記入も同日}