- 作者: 香山リカ
- 出版社/メーカー: 海竜社
- 発売日: 2006/11
- メディア: 単行本
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p5:40代、すべてを手に入れようとしすぎず、自分にとってほしいもの、いらないものをはっきり見極めながら過ごせば、悪いものじゃない。
p82:世の中にはいろいろな人がいます。いっしょに暮らしたり触れ合ったりする中で、私たちはお互い成長もできるし心も癒される。いろいろな人たちと社会をともに生きていきたい。すでにそう思っているあなたは、幸せ者。
p91:ひとりの女性としての妻に目を向けてほしい。
p99:私にはこれが足りないと不満を抱くより、「今だって十分、自分らしく生きている」という基本的なことを、もう一度、自覚してもらうようにする。人生は、勝ち組、負け組と単純に二分できるようなものではない。
p100:幸せにはいろいろなカタチがある。言い尽くされた言葉のような気がしていたが、まだまだ浸透しない世代もあるようだ。
p113:{映画で命のありがたさが分かったという一方自殺しようとする}立場を置き換えて想像してみることができない。
p125:セックスで得たいのは、身体的な快楽ではなくて、いま私はこの人に愛されている、生きているという強い実感や満足感。
p144:ノーレン教授の言葉「健康的な生活を送る秘訣は、否定的な感情に押し流されないことだとわかりました」、この感情を生む源こそが「考えすぎ」。しばしば人を誤った方法に導く。
p146:すべてを不運で悲惨なことだととらえてしまう「認知のゆがみ」。「だれでももっと実りある人生を送れるはず。そうなれば、社会全体も向上するはず」という教授のことばは、近恵美する時代全体にとっての希望の光のようにも思える。
p149:「今の仕事になってから前よりもラクかな」くらいに軽く気づく程度のことのほうが、心の中の「本当にやりたいこと」に近いことも多い。
p171:自分の中にある心の闇を自覚しつつ、それをコントロールしようとすることで、人はやさしく寛大になれるともいえる。
p173:本当に必要なのは自分のたいへんさをただ主張することではなく、相手の立場に思いやりを持ち、いたわりあい励ましあって困難を切り抜けることであろう。
{図書館で12/15借り1/1読了、記入は1/23}