読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

20代の私をささえた言葉/加藤諦三

著者の青春時代の怒りというか情熱が伝わってくるが、自分が今の年代になったからか、共感するというより、少しさめてみてしまう。
なつかしい言葉はあった。
p80マタイ伝「求めよ、さらば与えられん たずねよ、されば見出さん 門を叩け、されば開かれん たずねる者は見出し 門をたたく者は開かれるなり」
p93:この苦しい時期を乗り越えたら人生を楽しもうと思っている人は、一生、人生を楽しめない。困難との戦いのさなかにあって、人生を楽しむのだ。
p105:だらしないのは、「女房がいる」などといいだす人だ。「あなたのお好きなことをなさってください。男の方は自分の好きなことをやって死んでいくのが立派なのですから」というような女を選ばなかったのは、自分自身ではないか。
p151:楽をしよう、得をしようとした学生というのはみな無気力になり、喜びのない生活におちいり、ついには生きていることの意味がわからなくなる人だ。
p163:僕は自分の生活に満足している人を尊敬する。
p166:お金は手段、余暇も手段、地位も手段、手段とは目的があってはじめて手段となれる。人生の目的がないものは、これらのものを手段とすることができない。・・それらによって幸せになれるような人間かどうか反省してみる必要がある。
p215:エゴとか欲望にとらわれている限り、あの感動にうちふるえて涙を流す体験は永遠にありえない。

{地区cで9/21借り10/2読了}