読書録

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上品な上質-ファミリアの考えるものづくり-

上品な上質???ファミリアの考えるものづくり

上品な上質???ファミリアの考えるものづくり


 次の朝ドラ『べっぴんさん』のモデルになった、子ども服専門店の創業者たちと歩みについて社史のようにまとめられた本。放送中の『とと姉ちゃん』をはじめ、『あさが来た』や『マッサン』『花子とアン』など、史実をベースにフィクション化されたドラマがこのところ続いているが、どこまでをベースにしてどう描くのか、その点にも興味が湧く。


発行したダイヤモンド・ビジネス企画のサイト→ http://www.diamond-biz.co.jp/interview/int_44.html
編集した株式会社ファミリアのサイト→ https://www.familiar.co.jp/


 史実としていくつか備忘録としてメモ
◇創業のきっかけはハイヒールで、創業者のひとり坂野惇子が嫁入り道具として『モトヤ靴店』に持ち込むが断られ、小花を刺繍した手製の写真入れを売らないかと薦められたこと。4人の女性が戦後間もなく物の少なかった時代に「本当に質が良くてかわいらしい子ども服を」という思いから始めたp16

◇創業は1948年12月4日、この『モトヤ靴店』の店舗内に2台の陳列ケースを並べた『ベビーショップ・モトヤ』が産声を上げる p18

◇1950年4月12日に『株式会社ファミリア』が誕生。社名は「ベビー・子ども用品を扱う以上、温かい家庭的な雰囲気を大切にしたい」という思いからp19(惇子の父親はレナウンの創業者)

◇1951年4月に阪急百貨店に「阪急ファミリア・グループ」名称で出店。きっかけは初代社長の清水雅氏が夫人と散策中に店に気づく、指示を受けた鳥居正一郎(のちの阪急百貨店社長で、惇子の夫・通夫と大学時代の先輩後輩)が、阪急特選マークを断るならと、この名称を提案。

◇1960年代留学してスヌーピーと出会い、1970年4月からぬいぐるみ販売を開始。1973年に年間11万個売り上げるp33。1990年代にマドレーヌp35、+喫茶店で絵をかいていた田村泰さんにプライスカードを依頼し、こぐまモチーフのデザインを発注して「ファミちゃん」「リアちゃん」が誕生p80

◇ビジョンは「世界で最も愛されるベビー・子ども関連企業になること」p164
{2016/09/15読了、記入は25}