- 作者: 関下昌代
- 出版社/メーカー: さくら舎
- 発売日: 2016/03/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「社畜という言葉があり、組織のいいなりになる社員を、どこかださいような、カッコ悪いことのような響きで使いますね…社畜と呼ばれようが、なんと呼ばれようが、知恵のある社畜、イケてる社畜になればいいだけの話ですp80」というところに、著者の心意気が感じられる。働くことが前提になってきた今、副題にあるように、いかに面白く長く働くか、ということを女性の立場からもきちんと考えようということだろう。
そのためのノウハウが、住友信託銀行からテレビ局や熊本県庁を経て、シティバンクへと転職した著者の実例から語られるだけに、男性にとっても学ぶ点は多い。「上司は部下に嫌な顔をされるのをもっとも嫌うp166」ので言い方に注意する「社内の噂話には知らないフリをして同調しないp152」など印象に残ったノウハウは、下記の担当よりの一言でも書かれていたところと同じだったので、感性が同じということか…?
〇出版したさくら舎のサイトに目次や担当より推薦の一言あり⇒ http://sakurasha.com/9784865810448.html
←さくら舎の出版本は、2016-07-01 『女性が35歳までに決めたいお金からみた人生の選択』(神田理絵著)以来2冊目だが、HPに記載の「読む、感じる!考える、花ひらく+新しい出版社」というテーマ?や、会社案内に書いてある内容(代表は講談社の元編集者)から、新たな取り組みを試みているようだ。
〇著者のブログ「伸びる女!になる秘密」⇒ http://sekishitamasayo.com/
先の勤勉は美徳でも論じられていた、労働は苦役なのか生きがいなのか、という捉え方によって、働く意欲も変わってくる。著者がいうように、「面白がって仕事をする、面白く変えることで、仕事に意味が出てくるp202」という考え方が大事かと共感する。
{16/08/10-11読了、記入も同日}