読書録

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ローマで語る

ローマで語る (集英社文庫)

ローマで語る (集英社文庫)

 著者の本は結構読んできたが、本著は息子と語り合う“映画論”で、ちょっと意外な内容ではあった。見たことのある映画もあれば、全く知らない作品もあり、さまざまだが、この一冊があれば、今後鑑賞すべき名作映画のカタログのようでもあった。

 ただ、初出は月刊『PLAYBOY』2006年6月〜2009年1月で、掲載が終了した7年前の12月に「集英社インターナショナル」から刊行されたとのことで、もう少し最新の映画まであれば良かったかも知れない。


 出版した集英社のサイト⇒ http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-745364-5


 また単行本を刊行した集英社インターナショナルには、公式ブログがあり、本著についての書評掲載などを紹介している⇒ http://www.shueisha-int.co.jp/blog/?cat=4


 本著で紹介されている映画作品の中で、ここ数年にきちんと鑑賞したのは、ぜひと薦められたヴィスコンティの「地獄に堕ちた勇者ども(原題邦訳は神々の崩壊)」ぐらいか。なかなか不思議な作品だった記憶がある。
 また、学生時代に議論をしたこともある、キューブリックの作品が、印象深い。
 未鑑賞の作品では、『フォーリング・ダウン』(1993年、ジョエル・シュマッカー監督、主演はマイケル・ダグラス、リストラされ人生が狂う米男性の物語 p287)を見てみたいと思った。

 この読書録の過去分で、著者の作品の記録は以下(読書録開始以前、小説系多い)2011-02-09 『日本人へリーダー篇』 塩野七生 著
2010-11-03 『日本人へ 国家と歴史篇』 塩野七生
2009-02-23 『ローマから日本が見える』 塩野七生 著

{4/4-8読了、記入は9}