つながりっぱなしの日常を生きる: ソーシャルメディアが若者にもたらしたもの
- 作者: ダナ・ボイド,野中モモ
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2014/10/09
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (12件) を見る
アメリカのティーンを分析した内容だが、オンラインとオフラインの関係、ツイッターやフェイスブック、マイスペースなど使い方に人種・階級的な差があること、「デジタル・ネイティブ」という言葉など、実際にはリテラシーに相当差があることなど、興味深い内容となっている。いずれは日本でもこのような動きになっていくということか。
出版した草思社のサイト”話題の本”⇒ http://www.soshisha.com/book_wadai/books/2087.html
いくつか備忘録的に以下引用。
◇社会学者は、ソーシャルネットワークが人々の仕事の機会、健康、幸福に影響を与えているという研究結果を示しているp281
◇一般的に黒人とラティーノはマイスペースにいることが多く、白人とアジア系の学生はフェイスブック、企業が採用に使うのがリンクトインが一般的になってきたp284
◇アルゴリズムは中立でないことを認識することは大切だp302…大人も若者も共に、メディアリテラシーとテクノロジー利用スキルを育み、私たちの情報社会の能動的参加者とならなければならない。学びは生涯かけて続くものなのだp323
◇p329:ネット上のパブリックはネットワーク化されたテクノロジーに依存すると同時に、人々を新たな形でつなぎ、意義深い想像されたコミュニティを生み出す公の社会としての役目を担う。様々なパブリックの存在は、政治的なアクションを実現するというだけでなく、私たちが社会的世界を築くメカニズムを提供するという意味においても重要である。つまるところ、パブリックは社会の基盤なのだ。
◇フェイスブックは2004年2月、ミクシィもサービス開始。マイスペースは2003年日本語は2006年p351
{12/23-26読了、記入は27}