読書録

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初めて部下を持つあなたへ

初めて部下を持つあなたへ ― 上司になってよかったと思える42のアドバイス

初めて部下を持つあなたへ ― 上司になってよかったと思える42のアドバイス

日々悩むことは多いけれど、読んでなんとなくさわやかになれる一冊。部下を持つのははじめてではないが、「それでも、上司として、リーダーとして歩む人生にこそ、人生に豊かさがあるp4」という著者の言葉に、救われる部分がある。


出版したこう書房のサイト⇒ http://www.kou-shobo.co.jp/book/b181115.html
(章立ての目次と、「はじめに」の部分が掲載されている)


印象に残ったポイントを以下、引用。
◇p15:≪「人が好き」という一点があればいい≫←一番の根っこ、調整型リーダーの時代へ
◇p22:リスクを喜びにしている人は、単に「やりたいことをやっている」だけなのです。p29:「自分がしたいこと」が先にないといけない。それは「自分はこう生きたい」「仕事を通じてこんな社会を実現したい」という熱い思いです。会社員という限定された環境での目標ではなく、あなたという人間の生涯における目標です。
(p32:仕事が好きでなく社会的意義にも興味が無く、顧客が喜ぶ顔が見たいわけでもないが、命じられたことをやっていれば評価され達成感も得られるというのは受験生の精神構造と似ていて、これは錯覚で、会社を辞めたら失われる幸せ)
◇p58:快適さをつくるうえで心がけるべきなのは、「何のために」を伝えることです。仕事に関して指示命令をするときに、ただ「あれをやれ」「これをお願いします」で終わりにするのではなく、あわせて意義を伝えるのです。
◇p64:ひと言で言えば、些細なことでも「ありがとう」と言えるかどうかです…忙しそうにしている部下がいれば、「頑張っているね」「何かサポートできないか」と必ず声をかける。
◇p90:成長したいなら、一つ上の視点でいいのです。自分が係長だったら、課長の視点を意識すること、これだけで、上司に足る判断力が養われていきます。
◇p125:≪「可愛い部下」に上司の器量が試される≫「分け隔てなく部下と接する」という、上司の役割をまっとうできるかどうか、
◇p153:≪人事評価は「人ごと」でOK≫人間というものは、自分についてはより肯定的に、他人についてはより否定的にとらえる生き物です。私の経験上、人間は自分の能力について、実際の2割増しで評価しているのではないかと思っています。


◇p183:家庭をおろそかにする仕事など、ナンセンスです。会社があって家庭があるのではない。家庭があって、会社があるのです。(p222繰り返し+よい家庭人は、よい上司であり、よいビジネスマンでもある)
◇p214:共感しあえる友人は、一生ものの財産です…会社を去った後の人生を豊かなものにしてくれるのは友人だと断言してもいいでしょう


自分はどこまでできているだろう?省みながら歩んでいきたいものだ。

{9/16-18読了、記入は19}