読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

アジア実力派企業のカリスマ創業者

先に読んだ『松下幸之助は泣いている』で出ていたアジアの企業のパワーを知りたくて手に取る。この著作でも、一貫して手掛ける垂直統合モデルから、国境を越えて開発・製造過程を分担し合う水平分業モデルへの移行が進んでいることがうかがえた。本著に描かれたアジアの立志伝で、会社名の由来やリーダーの横顔を知ることができる。時間がなく若干飛ばし読みになってしまったのが、自分としては残念。
著者があとがきで、京セラの稲森和夫名誉会長の講演を引用して紹介しているように、今必要なのは、『絶対に負けるものか』というガッツ、つまり『燃える闘魂』を持つこと」というのが、求められているのかも知れない。


(目次ー引用)
第1章 郭台銘―世界最大のEMS企業・鴻海精密工業(ホンハイ)台湾;
p53◇品質管理の4つの概念⇒1.かごかつぎ、2.全自動カメラ、3.規律、4.知恵。
p55◇4つの企業文化を確立したことが強み⇒1.勤勉に働く、2.責任を負う、3.団結協力して知識や経験を共有する、4.貢献に応じて分配する。


第2章 施振栄―世界第4位のパソコンメーカー・宏碁(エイサー)台湾;
p82◇中国名は「永遠に協会がなく広がる偉大な囲碁の勝負」という意味。まず離れた領域を守り、次に主戦場に出ていくという手法。二つ目は布石、三つ目は生き残るための二つの目(陣地)が必要。四つ目は気を長く待つ。最後の同盟戦略。


第3章 張忠謀―世界最大のファウンドリー・台湾積体電路製造(TSMC)台湾;


第4章 任正非―世界第2位の通信機器メーカー・華為技術(ファーウェイ)中国;
◇顧客第一の経営理念


第5章 王伝福―世界第5位のリチウムイオン電池メーカー・比亜迪(BYD)中国;


第6章 東南・南西アジアのカリスマ創業者たち;
◇トニー・フェルナンデス「LCC:エアアジア」マレーシア
◇オリビア・ラム「水:ハイフラックス」シンガポール
◇キラン・マズムダル・ショウ「バイオ:バイオコン」インド

{7/2-20読書途中、20記入}