- 作者: 三崎亜記
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/12/20
- メディア: 文庫
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こんなことありえない、と思いつつ、読み進んでしまった。主人公の北原修路、役場の総務課となり町戦争係の香西さん、この二人を軸に話は展開していくのだが、「戦争」が「行政の手段」として、実感のわかないまま、手続きは淡々と進められる。個々の思いは抑制され、なんとも悲しいといえば悲しいお話でした。それにしても、こんな時代になったら大変だけど、どこかで似たような社会になっているということが、いいたいのかなあ。
{地区センターで6/30借り、7/11読了}