読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

となり町戦争/三崎亜紀

となり町戦争 (集英社文庫)

となり町戦争 (集英社文庫)

こんなことありえない、と思いつつ、読み進んでしまった。主人公の北原修路、役場の総務課となり町戦争係の香西さん、この二人を軸に話は展開していくのだが、「戦争」が「行政の手段」として、実感のわかないまま、手続きは淡々と進められる。個々の思いは抑制され、なんとも悲しいといえば悲しいお話でした。それにしても、こんな時代になったら大変だけど、どこかで似たような社会になっているということが、いいたいのかなあ。

{地区センターで6/30借り、7/11読了}