- 作者: 池井戸潤
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/11/15
- メディア: 文庫
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著者の4冊目というこの短編集も、期待に違わず面白かった。銀行を舞台に様々な人間模様が展開する。夏休みをはさんで読書開始から終了まで時間がかかってしまったが、読み出したらあっという間に引き込まれました。
発刊した講談社のサイト→ http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062771405
解説でも紹介されているが、心に残ったのは田無刑事の言葉p323だ。
「法律の上で問題はなくても、人として許されない行動っていうのはあると思うんです…感情を踏みにじったとしても、銀行の記録には残らない…根っからの善人が悪人にならなきゃいけないほど悲しいものはないです…本音を言わせてもらうと、根っからの善人を悪事に追い立てたほうが百倍悪いと思います」
{2017/8/5-16読了、記入は25深夜}