読書録

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世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか グーグルの個人・チームで成果を上げる方法

 このタイトルで検索すると、出版社より上に、ダイヤモンドオンラインの要約が出てきたことに、まずびっくりした。10分で読めるとうたい、冒頭で4つのポイント、ラストに効率的なテクニックだけでなく、仕事の考え方にもプラスになるとオススメしている。こういうサイト・サービスは、原本への誘導にもなるのだろうが、ネットと出版の関係を考えるうえでも興味深かった。

 本書では、各章の最後にその章のまとめも箇条書きで項目が示され、わかりやすい構成になっている。なお、「集合知」について、先に読んだ川上氏は懐疑的だったが、本書では、論理や分析より「ひらめき」をいかし、多様な人たちが集まり考えることでクリエイティブになれると薦めている。

 また、ポーランド生まれの著者が、民主化・資本主義化の中で仕事を失いながら、その後奮起され、2000年に来日したあとの足跡など、生き方にも共感した。


発刊したSBクリエイティブのサイト⇒ https://www.sbcr.jp/products/4797388381.html

ダイヤモンドのサイトに要約あり⇒ https://diamond.jp/articles/-/132895

 
 印象に残り今後に生かしたいと思った点をいくつか引用して以下に
◇p12:(ポーランドでの経験をうけ)変化は突然やってくる、自分も変わっていかなければならない+p253:今の環境が永遠に続くというのは幻想でしかありません。だからこそ、みなさん自身が変わる準備をしておく必要があるのです・・・ラストのまとめの項目は□「昨日と同じ」では、仕事をしたことにならない 

◇日程調整にメールは使ってはだめ、カレンダーで共有ひとつにまとめるp41←これが制度でできない!
+p51:クラウドサービスというのは本来、どんなデバイスからも同じようにアクセスできることが売りなのに、社内のレガシーシステムがあまりに古臭い考え方で運用されているために、そうした利点をまったく活用できないとしたら、事態は思った以上に深刻です。そんな悠長なことをしていて、本気でテック系のベンチャーとの勝負に勝てると思っているでしょうか」

◇10%アップではなく10倍の成果を出せるように考えてめざしp104、そのためには前提や固定観念、ルールを破りp108、自分の仕事をなくすことも必要でオーナーのような発想でとりくむ(p132まとめ)

◇人間関係では、自分は尊重されている、大事にされている、という実感が得られるよう心のバリアを解き放つp150。せっかくの出会いを一度限りで終わらせないため、フェイスブックでつかず離れずの距離を維持する←これはやっていて実感としていいことだと思う。

◇よい情報を聞き出す質問は、p190
1)具体的に、2)私はどこで、3)何を変えて、4)どうすれば、うまくできるようになるのですか?」が入ったもの。上司に私はこうしようと考えているがいかがかと聞ける人は伸びる。



{2018/7/16-19読了、記入は7/22日曜}