読書録

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沖縄と米軍基地 角川oneテーマ21

沖縄と米軍基地 (oneテーマ21)

沖縄と米軍基地 (oneテーマ21)

 ことし2月4日に投開票が行われた名護市長選挙で、移設反対の現職を破って新人が当選した。秋には知事選も予定されているなか、米軍ヘリからの落下なども相次ぎ、改めて沖縄の基地問題を知るために、俯瞰できる一冊となっている。
 
 はじめにp5〜、で本を読む前に答えるよう求められる質問があるのだが、これが結構、難しい。なお、状況の変化に応じ、初版からは内容が変わっているとのことではあった。 


発刊したKADOKAWAのサイト⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/201103000199

 
 おわりにp202、で、「日本は、自衛隊という軍隊の存在を、憲法を改正して認めるか。憲法に合わせて自衛隊を廃止するか、いずれかの選択をしなければなりません。あいまいな対応が日本の防衛政策のあいまいさを生む原因になっています」という記述があり、その後の文脈としては、辺野古移設の環境調査を阻止した住民に掃海母艦を派遣したことが「軍隊の本質」としての批判ではあるのだが、憲法改正をめぐっての世論・状況の変化というのも感じた。
 2月24−25日の毎日新聞世論調査で、見出しのとり方は年内発議不要が50%なのだが、その内容をよく見ると、「2項維持」と「2項削除」を合わせると5割を超え…「自衛隊憲法に明記する必要はない」と「わからない」はそれぞれ20% というように、この部分へのあいまいさについては、変えた方がいいということが認識されてきたということかとも感じた。


 なお、名護市長選でグーグル検索すると、トップに表示されたのは⇒「名護市長選 結果を予感させたのは?|
NHK NEWS WEB - NHKオンライン https://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2018_0214.html
2018/02/14 - 激戦となった沖縄の名護市長選挙。取材の中で、結果を予感させるいくつかのことに気づいていました。」 だった。



{2018/2/24_25読了、記入は3/11日曜}