読書録

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はたらく人の

はたらく人の結婚しない生き方

はたらく人の結婚しない生き方

はたらく人の 結婚しない生き方

はたらく人の 結婚しない生き方

 さまざまな家族の形があることを。本著では紹介しているが、共働きが増え、少子化が課題になっている中、事実婚を認めるフランスの制度が、出生率を回復させたことからも、参考になるのかもしれない。

 また、ワークライフバランスで、オン=仕事とオフ=プライベートを分断する方が増える中で、本著では、「働くことは生きることp53」で、オン・オフの境界線を曖昧にすることをすすめているが、確かに安心感もありよりよいような気がする。

 本著で一般的には定着していないという「パートナーp86」という呼び方で「事実婚」の関係を紹介し、「ソフトテニスのペア」に例えて、「何かひとつの目標に向かって何かを成し遂げたりする仲間」や「同志」(p91)だという。ピンチに陥ればサポートし、足りないものがあれば補い、大変そうなときは応援し、一緒に喜んでもらいたいと思ってるときは祝福(p93)、することで信頼関係を構築し成長していく、というのもその通りだろう。
 その上で、上手にふたりで生きるカップルには大きく3つの見るべき方向が共通していたとして(p97-99)
1)ふたりが真横にならぶ体勢で、その先にあるゴールを見ること。
2)ふたりで向き合う体勢で、お互いを見ること。相手を観察し、大なり小なり異変がないか気を配ること
3)ふたりが背中をあわせる体勢で、それぞれが別の方向を見ること。パートナーの目や管理が行き届いていないところがないか、あるとしたら自分が守備に入ろうと意識する。
⇒P99:「根底にあるのはやはり相手を思いやり、大事にする精神です…結婚していようかしていまいか、寄り添うふたりに共通する生き方」というのが、理想かとも思う。


発刊したクロスメディア・パブリッシング(インプレス)のサイトに目次あり⇒ http://www.cm-publishing.co.jp/9784295400257/

著者が編集長をつとめるDRESSのサイトでイベント案内→ https://p-dress.jp/articles/2423

事実婚のメリット・デメリットについて引用したブログ「I am a ベジタリアン」 → http://mrchicken.hatenablog.com/entry/2017/01/19/141119


 自分の場合、事実婚ではないが、関係については双方ともいわば独立というか、経済的には一緒でなくても問題がないので、「パートナー」と紹介することも含め、うまく続けていけることができればと思う。これを書いている前日14金曜には、パートナー側に新たな可能性が出てきた一方、自分の方はどうなるかわからない状況のもと、本著で紹介されていた「上手にふたりで生きる」見るべき方向について意識しながら、過ごしていきたいもの。 


{2017/4/7-9読了、記入は15土}