読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

ワーク介護バランス 会社が支える働きざかりの介護


シリーズの3冊目。先に読んだワークスタイル変革最前線との関連で、NECが取り組む介護支援サイトで社員同士が情報交換している事例が興味深い(p63-66)ポータルサイトやSNSは24時間、好きな時に情報収集・交換ができるだけに忙しいビジネスパーソンに適していると紹介している。このサイトでは、親世代に喜ばれる料理の紹介や、週間投薬カレンダーなどがあるという。


出版した旬報社のサイト⇒ http://www.junposha.com/catalog/product_info.php/products_id/1003?osCsid=0264km21po8icls6dtpvpg2mv2


◇農研機構の研究職員を対象にした、1)裁量労働制と2)フレックス勤務、というのは参考になる。
◇p76の総括で、改めてNECのサイトを紹介し、一方通行ではなく「経験者の交流の場」として機能している点を評価している。インタラクティブ(双方向)形式の情報提供が理想的だという。
◇両立支援策は継続していくことが大切p77
◇転勤命令に伴う裁判として、平成12年1月28日最高裁のケンウッド事件など、人事権から労働者側に厳しい判決が多かったが、神戸地裁姫路支部の平成17年5月9日の「ネスレジャパンホールディング配転本訴事件では、姫路から茨城への配転命令を家族の看護や介護を理由に拒否した被告に対し、著しく不利益で通常は甘受すべきすべき限度を超えているとして、請求を認容されるケースも出ているという。

{11/1読了、記入は8}