読書録

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ワーク・ライフ・バランスのすすめ

ワーク・ライフ・バランスのすすめ

ワーク・ライフ・バランスのすすめ

労働省キャリアの経験を経て21世紀職業財団〜帝京大学で、『月刊総務』という雑誌に連載されてきた内容で、単に理想ではなく、現場の実際と課題、考え方がよくわかる。


出版した法律文化社のサイトにはしがき、目次などあり→ http://www.hou-bun.com/cgi-bin/search/detail.cgi?c=ISBN978-4-589-03644-5&genre=%8E%D0%89%EF%90%AD%8D%F4&author=&bookname=&keyword=&y1=&m1=&y2=&m2=&base=genre


こんな時間に書くぐらい、このところもバタバタしているが、あまりに遅くなると印象も薄れてしまうので、ここでいくつかポイントを備忘録として引用。
大和証券グループでは2007年6月から19時前退社を励行p31
◇西欧で管理職を狙う人は、激しい競争にさらされ、日本以上にハードワークで、実績をだし昇進しリーダーになることを望む一方、それ以外は同一労働同一賃金の原則で何年働いても基本給は上がらない。日本は過渡期でゆるい年功カーブという選択肢の検討も良いのではp65
◇短時間勤務では職場レベルの工夫では、グループウェア掲示板を有効に活用し、議事録やスケジュールの共有をするp76
◇育児介護休業法により、申し出で要介護状態にある対象家族一人につき、通算93日までの介護休業を取得できるp88
◇「仕事がおもしろくないとき、どう向き合うか」名越康文氏の文章から、「どんな仕事もそんなに甘くなく、そもそも世の中には自分のやりたい仕事だけをやって生計を立てている人はほとんどいない…自分の主張や特技がそのまましごとになるわけではない。それが他者に必要とされてようやく仕事として成立する」に目を開かされたという学生が多かったp97+「世の中の役に立つ仕事・人に喜んでもらえる良い仕事がしたい」という学生も多いp101
◇会社や社会で生き延びるためにも、心身を健康に保り、仕事にかかわる勉強も続ける必要がある。メンテナンスにも相当の時間とエネルギーを要する。今の時代、WLBはまさに生きていくために必須p127
◇職業人生でモチベーションを維持していくには、さまざまな仕事にそれなりのおもしろみがあることに気付くことが大事だと思う…それまでの人生で好きになった趣味や、縁があって心ひかれた人との交際を大事にして育てていくのが望ましいと実感するp129

どういう働き方をしていくのか…仕事の内容によっては、西欧型の“管理職”として、以前に読んだリーン・インの著者のようなパターンもあり、キャリアとの関連では、なかなか悩ましい。


{2/12-20読了、記入は3/2}