読書録

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インターネットトラブル防止ガイド

子ども、保護者、教員で考えるインターネットトラブル防止ガイド

子ども、保護者、教員で考えるインターネットトラブル防止ガイド

  • 作者: SNAスクールネットワークアドバイザー
  • 出版社/メーカー: ラピュータ
  • 発売日: 2014/09/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「子ども、保護者、教員で考える」とタイトルにあるように、それぞれの立場でどう対応したら良いかをまとめていて、わかりやすい。2004年6月の佐世保小6女児同級生殺害事件(動機は、被害者が書き込んだ加害女児の身体的特徴を示す言葉p4)をはじめ、実際に起きた“事件メモ”が多数掲載され、子どもが関わったネット関連事件の多さに、改めて気づかされた。

また、被害児童に関する携帯・スマートフォンの推移グラフ(p34:出典警察庁)によると、3年前の2011年上半期には1%以下だったスマホ率が、2013下半期には74.4%に急激に増えたという。この背景には、保護者が正しい使い方を理解していないと指摘している。

そこで本著では、保護者や先生に「できるだけスマホを実際に持ち、使ってみるp75」ことの重要性を訴えいているが、その通りだろう。ネットの世界は日々変化し、スピードは非常に早く、ITに精通していなければ到底理解できない事案も多数起きている…進化するネット社会に追いつかなければならない(p90)ことは認識しておかないといけない。


編著のSNAスクールネットワークアドバイザーのサイトに「子どものネットルール」など目次あり⇒ http://snadviser.org/books.html


備忘録的にポイントの引用を以下
◇先生が常に声掛けすべき3点p76
・ネットで誹謗中傷を書いていないか
・個人情報や写真を掲載していないか
・知らない人とコミュニケーションをとっていないか
◇「おわりに」からp111
・おさえつけるのではなく、大人がルールやモラル、ネットの危険性などをしっかりと子どもに教え、安全に正しく使えるよう、管理監督することが大事です。そして、携帯・スマートフォンを、目的意識、危機意識をしっかりと認識させたうえで与えるということを忘れてはいけません。


{11/17-21読了 記入は23}