読書録

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大人はどうして働くの?

大人はどうして働くの? (日経Kids+)

大人はどうして働くの? (日経Kids+)

子ども向けに識者7人の言葉をまとめた本だが、働くことに悩むことがあるとき、原点に立ち返ることを思い起こしてくれる。編者が最後にまとめているように、キーワードは「誰かのためにp232」という、社会とつながりを持ち続けるということなのだろうと改めて認識する。


出版した日経BP社のサイトに著者と目次一覧あり⇒ http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/230630.html


印象に残った言葉やポイントは以下。
天野篤(心臓血管外科医)
p12:自分を応援してくれた人に働いて恩を返す
p137:(働く意味は)「自分がこの手で得てきたすべてのものを注ぎ、世のため人のために尽くし、恩を返していくことである」
←TV番組でも拝見したが、感動した記憶が残っている。

有川浩(作家)
p30:カッコ悪くても誰かのために義務を果たすのはカッコいい
p161:(ターゲット層とか気にせず)自分が面白いと信じたものに自信を持って、直球を投げることだけを考えています。
←『塩の街 http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20110824 』が、小説家になることを諦めかけたときに、もう一度だけ書いてみよう、ダメならあきらめると書いたと紹介。『空飛ぶ広報室 http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20130413 』につながっていく。いずれもこの読書録の中で紹介したが、こういう背景があったと知る。

◇池上 彰(フリージャーナリスト)
p46:夢中になって仕事をしている人が幸せ
p57:(あこがれたのは)「いろんな人と関わり合いながら知識を増やして、それを知らない人に伝える」
p165:(子どもから働く意味を聞かれたら答える2点)「社会を成り立たせるため」「やりがいを得るため」=人は誰かの役に立ち、喜んでもらえないる実感がないと、生きていけません。
p181:仕事に行き詰ったときには、異業種の人が書いた自伝などを読むことが、いいブレークスルーになることがあります…『続 地方記者』


◇坂本フジヱ(助産師)
p68:自分の仕事が未来まで残っていく喜び
p184:誰かに役立つため人間は生かされている


◇浜矩子(経済学者)
p84:働くとは、最高に面白い謎解きの連続


樋口泰行(日本マイクロソフト社長)
p100:仲間と何かを成し遂げるそのエネルギーで人は輝く
p218:どの企業でも求められるのが人の気持ちを感じる力


三浦しをん(作家)
p118:さみしく生きるのがいやなら働くのが手っ取り早い
p225:「人のためになっている」という実感を持てるということは、社会の中での居場所を感じられるということ。つまり、社会の中で居場所があると思えると、人はうれしくなるのです。




{10/15-16読了、記入は18}