読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

「ひらめき」を生む技術

セレンディピティ」(=偶然に出会う幸運やひらめき)という言葉から始まる本著では、MITメディアラボ所長の著者が、公開講座で登場した4人の方の話をまとめたもの。もとは英語で、これは訳書になるが、「常にワクワクしながら人生を楽しむ」生き方や考え方は、刺激を受ける内容となっている。


出版したKADOKAWAのこの選書のサイト⇒ http://www.kadokawa.co.jp/epub/
目次はセブンネットにあり⇒ http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106360850/


本著のポイントをいくつか引用
◇計画をたてることがほぼ不可能で無秩序なシステムの中で生き残る9つの原則p16
1.強さではなくしなやかさをもつこと
2.押すのではなく引くこと
3.安全ではなく、リスクを取ること
4.モノではなく、システムに焦点をあわせること
5.地図ではなく、よいコンパスを持つこと
6.理論ではなく、実践に基づくこと
7.服従ではなく、反抗すること

◇多様な人材をコネクトさせればさせるほど、クリエイティビリティやイノベーションが生まれると信じているp23

◇4人に共通するのは、多様な価値観にオープンである姿勢と現場主義。そして、何より社会を変えたい。社会に貢献したいという熱い思いですp32、謙虚でフラット、理論より実践p162
▽J.J.エイブラムス;「もっとも刺激的なアイディアはどこにあるのか?」と常に追求し続けますp40
▽ティム・ブラウン;「ユーザーの、ユーザーによる、ユーザーのためのデザイン」は世の中の衝撃を与え得るし、面白い結果を招く可能性が十分ある⇒コーデザインという概念 p92
▽リード・ホフマン;起業家たちにいつもアドバイスするものに、「粘り強さ」(ビジョンを持ち続ける)と「柔軟性」(市場を理解し変更に目を向ける)という二つの相反するものがありますp119
▽バラチュンデ・サーストン;興味や関心こそが、情報という枠組みの中で一番大切だと感じているp155、コメディというオブラートに包むことで癒されたり理解されたりしやすくなるp146

◇コンパッションが必要不可欠、人々の間で欠如しているのが、心と心の結びつき、助け合いp178視野を広く持つこと。

最後に、アメリカはサラダボウルのようで、日本がメルティング・ポッドだと感じるという文章については、何かの試験問題で読んだような気がするのだが、何か思い出せない・・


{4/6-12読了、記入は17}