読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

世界企業はここまでやる!

世界企業はここまでやる! (ゲーテビジネス新書)

世界企業はここまでやる! (ゲーテビジネス新書)

日本ヒューレット・パッカード社長をつとめる著者が、自らの経験をふまえ、世界企業の実際を紹介している。
「究極のグローバル化とは、統合や集約による標準化の一方、ローカルを重視する」(p15)として、効率化だけではない側面を強調する。
IT投資は、品質とコストのバランスが重要で、維持管理にもコストがかかるのは、システムが縦割りだからと問題を指摘する。p27

社長の心得としてトップまで上がってくる経営判断は、ほとんど2つしかないというのは、興味深い。
すなわち、今日や明日に結論が出ないもの と 何かをやめるとか捨てる という二つ。(p54,119)
また、東日本大震災への素早い対応には感心させられた。シビアな有事シミュレーションが繰り返されていたから可能だったという。また、実際に行った指示として、自身と家族の安全を第一に、次にお客さま対応に関しては許可を仰がず現場判断で、できるサービスをすべて提供してほしいということだったという。(p74)

この辺で、少し眠くなりすぎたので書き込みはここまで…

他にメモしておきたいことは以下、朝に引用。
p58:実際、グローバル企業の新しい新しい働き方は、チームが組織を横断して出来上がり、そのプロジェクトのたびごとにチームリーダーが指名され、フォロワーがいて、といった構成になっています。
p83:有事の際のITの重要性…メールとツイッター
p95:ワンフロアができるだけ大きなところをワークスペースにしたほうが、効率は絶対にいいと思う
p114:営業状況だけでなく、部門についても、人材についても、費用についても、可視化が進んでいる
p122:会議をスピードあるものに変える方法⇒事前にメモが回り読むのが原則、質疑ではなく答えを出す場に
p140:仕事に対して自分が心から満足でき、お客さまからも評価されて、自分の成長が実感できる。そういう状況になって初めて、自分が所属する会社に対して尊敬の念や、いわゆるロイヤリティのよううなものも生まれると思うのです。
p144:給料は誰からもらっているのか、を理解する(新社員向けに話す)⇒会社ではなくお客さま⇒お客さまに貢献し、お客さまを成長させることが、自分の給料をアップさせることなのです。
p150:やりたいことやるべきこと、できること、の3つの円を近づける。後ろ向きにではなく、前向きにまわりを使うことを考える。
p156:パフォーマンスを出さなければ、もしかすると職を失うかもしれない。これをやるんだ、というコミットメントを達成できなければ、ペナルティが待っている。その緊張感は…だじゃらじし頑張れるという面もある
p158:ポジションが高い社員ほど、ハードワークを求められる
p160:そもそも企業は、成長しなければならない存在です。…結果に対する追及は、本当にすさまじいものがある。成長しなければ企業は存続できないのです。
p192:独自の社長賞:対象の夫婦と一流レストランでディナー
p197:どこを向いて、戦略を、事業を行っていくか。誰のために、戦略を、事業を行っていくか。グローバル化がさらに進んで行く中で、ますます求められる意識。どこを向いているか、誰のために行うか。それが未来を大きく分ける時代が、もう来ていると思うのです。

{6/1-4読了、記入は6}