「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉 (光文社新書)
- 作者: 山田真哉
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/02/15
- メディア: 新書
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上下巻でタイトルが逆になっているところがミソ。分析には「二分法」が便利といいながら、それを最後は切って捨て、物事には両面があり、それをきっちりと理解しないといけないということを、分からせてくれる。会計の厳格さとビジネスの創造性が相容れない要素があることを、平等と自由のたとえなどから考えさせてくれるあたりは、そうだろうと思う。
(扉ー引用)
この本の目的は2つあります。ひとつ目は、数字が苦手な方が、「数字の裏側」を読めるようになること。数字は人を騙す凶器です。数字のウソを学ぶことで、数字に騙されない“考える力”を鍛えます。2つ目の目的は、「会計がわかればビジネスもわかる」といった会計に対する誤解を解くこと。ビジネスに「会計が必須の教養」であることが常識となりつつありますが、会計とビジネスでは世界が180度異なります。会計の限界を知らずに使っている人が、ビジネスに混乱を巻き起こしています。そこでこの本では、ふだん語られない“会計の本質”に光を当てます。なお、上巻を読まずに、下巻から読みはじめても大丈夫です。
(目次ー引用)
第1章 数字の達人は、特になにもしない―数字のウソ
・「禁じられた数字」4つのパターン;
・禁じられた数字とはその1「作られた数字」;
第2章 天才CFOよりグラビアアイドルに学べ―計画信仰
・ケーススタディ(1 )1億円を1週間で使い切れ!?;
・私たちは計画のなかで生きている;
第3章 「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い―効率化の失敗
・ケーススタディ(2)合理的に儲けようとする大学生;
・ケチケチ会計士はなぜ結婚したのか?;
第4章 ビジネスは二者択一ではない―妙手を打て
・妙手を打て;
・ライバル店から客を奪う;
終章 会計は世界の1/2しか語れない―会計は科学
・会計は科学、ビジネスは非科学;
・内部統制とビジネスのソリが合わない理由;
{5/27-31読了、記入は6/8}