読書録

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生命保険の罠

生命保険の「罠」 (講談社+α新書)

生命保険の「罠」 (講談社+α新書)

この本を読むと、今契約している生命保険を全部見直したくなるぐらい、いかに生命保険がきちっと説明せずに商品を販売しているか、よくわかる。

とりわけ祝い金付きの終身保険など、男性なら106歳まで生きることを想定してコスト計算されているなら、ちゃんと考えるべきであった。
(かなり昔に契約したので、今更どうしたものかという感じではある)

実際にセールスに来る保険営業担当者には、自分が何に入っているかとその理由を聞くとともに、ちゃんと背景を理解したうえで交渉しなければいけないようだ。

最後の方に登場する保険の乗り合い代理店の営業担当=プロであるAさんの、月々6872円で完璧というのは、そうなのかも知れない。「万が一に備える」損保ジャパンひまわり生命音収入保障保険(遺族に毎月15万/保険料4650円)と、「大病と入院に備える」東京海上日動あんしん生命の「メディカルミニ」(がん診断などで300万、入院は5000円/毎月2222円で10年で更新)の二つあれば問題ないというのだ。
保険の見直しは、きっちりとしたほうが、よさそうだ


p106:(養老保険終身保険も、掛け捨てじゃないから良い保険だとして勧めることはない。保険に良し悪しはなく)保険会社が損をしない「商品」があるだけです。

p114:「日常的にはとても用意できそうにない金額(保険金)」を、「日常の中で支払っていける金額(保険料)」で調達する。そんな仕組み(保険)を使うことによって、多くの人が突然の不幸になどに備えることが可能になっている、というわけです。保険の存在意義は、この一点にあると言ってよいでしょう。

p118:保険選びで迷った時には、いつでも「貯金」では対応できないものか、どうしても「はずれが多いクジ」に頼らなければならないのかと、原点に戻って考えて欲しいと思います。

{4/2-4読了、記入は6}