読書録

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 幸せ成功力を日増しに高めるEQノート

幸せ成功力を日増しに高めるEQノート

幸せ成功力を日増しに高めるEQノート

第一章では、マリリンモンローが富と名声と美を得ても幸せになれなかったのは、「愛とは失われるものである」という非合理的な自分自身の受け止め方・考え方に原因があったという。心理学的な根拠として、アルバート・エリス博士のABC理論=できごと(Activating Event)を、ビリーフ・信じ込み(Belief)で解釈して、結果(Consequence)としての感情や悩みが作り出されることを紹介する。

このビリーフに操られないためには、1.自分では自覚できていないことが多く、2.ビリーフを通じて解釈するのでますますそのビリーフを強化する、3.無意識の中にインストールされ定着している という3つの視点でとらえることで、人生の主役である自分が書き換えることができると指摘する。

続く第二章からは、きわめて具体的な悩みの事例を紹介するとともに、その解決手法として5つのステップを、12枚のワークシートを使いながら呈示し、最後の章で、どうとらえなおせばうまくいくのか、先に紹介した事例をワークシートも用いながら説明する。極めて実践的な本ではある。

著者は、この本と同じ年に出版した「鏡の法則」がベストセラーになっていた記憶があるが、基本は考え方を変えれば幸せになれるという認知療法の手法をわかりやすく紹介したものという印象を受けた。鏡の法則もかつて読んで感動した記憶があるけど、これもまた忘れてしまうことがあり、落ち込みかけたら、また読んで利用させていただければと思う。つまらないことに拘らなければいいのだけど、なかなか弱いところは抜け出せないもの。

(目次ー引用)
1 なぜ、人生で同じパターンを繰り返してしまうのか?;

2 わかっているのにやめられない人たち;→Beliefケース
・A:妻にいつも怒りをぶつけてしまう;
・B:いつも周りが競争相手になってしまう;
・C:モチベーションを維持できない;
・D:頑張っても収入が増えない;

3 あなたを駆り立てる「無意識の声」;Driverケース
・K:ミスや失敗がいつまでも気になる;
・L:いつもハードワークで休めない;
・M:本音をオープンに語れない;
・N:「ノー」が言えない;
・O:いつも急いでいて待てない;

4 「幸せ成功力」を日増しに高める5つのステップ;
Step1:望む人生のビジョンを描く;
Step2:アタックポイントを決める;
Step3:ビリーフを探る;
Step4:非合理的ビリーフを弱める;
Step5:効果的な考え方を身につける;

5 「幸せ成功力」を手に入れた人たちの新しい人生
・経営者Aさんは反対意見を聞けるようになった;
・女性起業家B子さんは競争相手を仲間に変えた;
・セールスレディCさんは断られることが怖くなくなった;
ウェブデザイナーDさんは自分がお金持ちになることが許せた;
・ビジネスマンK君は失敗を恐れながらも行動できるようになった;
・女性社労士L子さんは仕事と家庭の両立を実現できた;
・独身サラリーマンM君は自分を素直に表現できるようになった;
・OLのN子さんは嫌いな誘いをきちんと断れるようになった;
・管理職Oさんは時間に追われる人生から解放された;

{3/31-4/1読了、記入は4/2}