- 作者: なかにし礼
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/02/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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余命8か月といわれた「食道がん」が、陽子線治療で消えた後、リンパ節にガンが再発。一時は「穿破」の恐れがあり、外科手術を試みながら摘出できなかった。その後、抗がん剤治療でガンを小さくしたあと、陽子線治療も行い再び消えた、ということが、著者の目を通して記述されているのだが、この間の状況の変化と著者の思い、大変だったと思う。
摘出は出来なかったが、その時の静脈のカットが「起死回生の大ホームラン」(p107)と著者は振り返っているが、どうなっていたか、それこそ紙一重のようだ。
発刊した講談社のサイト→ http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062199421
著者は、がんになったら、総合病院よりガン専門の病院を選ぶべきだと勧め、また、外科、内科、放射線科のチームワークや熱意が大切とのことp113。陽子線治療など、セカンドオピニオンは、とても重要だと読んでいてつくづく感じた。
また、闘う力の章では、『般若心経』の色即是空、空即是色や、旧約聖書の『伝道の書』が心にしみたことを紹介している。p123
{2017/10/8-9読了、記入は9月祝〜10火未明}