読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

ぶどうのなみだ

ぶどうのなみだ

ぶどうのなみだ

ドラマや映画と原作本の関係は不思議というか、先に映像を見てしまうとそのイメージで読んでしまうことがある。本が先だと抱いていたイメージとの違いが少しひっかかったりする。ドラマでいえば、半沢直樹は映像先行、空飛ぶ広報室は本先行だった。本著は映画公開にあわせて出版されたようだが、主人公の女性エリカの生き方と、ソラチでワイン作りに取り組む兄弟アオとロクとのかかわり、心あたたまる素敵な物語ではありました。


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備忘録として若干引用
◇p100:アオの言葉「生きてればいい、生きてくれてれば、また何か変わることがあるかもしれない」
◇アオの指揮した曲『カヴァレリア・リスティカーナ』p110
◇葡萄の涙=寒い冬を越えて、雪が解けた頃、そう、ちょうど春を告げるふきのとうが出始めた頃です。葡萄の枝を少し切ると、ぽたりぽたりと水滴が落ちます。その雫…p195
◇p218:いつか、一緒に三人で酒を飲む、どこにでもいる、どこにでもあるささやかな父親の望みのつもりだった。

{4/10,-15、記入は26}