- 作者: 古市憲寿,開沼博,山崎亮,藤村龍至,西田亮介,藤沢烈,河村和徳
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2013/09/13
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (3件) を見る
若手論客らが、復興と地域活性化をテーマに2013年3月に放送されたTVでの議論内容を記した本。
概要については、出版した朝日新聞出版のサイト⇒ http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=15252
扉にある「熟議か?スピードか? / コミュニティか?インフラか?」などさまざま議論が展開されているが、本著でも触れられている『当事者意識』をどう持つのか、が読む側にとっても課題として突き付けられたように思う。
地域活性化の事例として、埼玉県鶴ヶ島市住民参加による地域再生プロジェクトや、千葉県のユーカリが丘ニュータウンの年間200戸しか販売しないという長期プラン、それに福井県鯖江市のオープンデータ先進事例などが紹介されている。
この本の前に読んだ「メディアが震えた」で、震災とテレビの課題が描かれていたが、このテレビ番組は、引き続き震災に向き合おうという姿勢で作られている。しかし、視聴率や関心ということでいえば、多くの人を惹きつけることができるかどうか。べき論では語ることはできないが、自らの意識としては持ち続ける必要があると感じた。何ができて何ができないのか。さまざまな課題をどうしたらよいのか。それこそ「7つの動詞で自分を動かす」ということでいえば、どう動いていくことができるのか、考え続けるしかなさそうだ。
{1/13-18読了、記入18}