読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

自分のアタマで考えよう

自分のアタマで考えよう

自分のアタマで考えよう

単にわかりやすいだけでなく、タイトルどおり、自分の言葉で書いているということが実感できる一冊。旧年中に一気に読んだのに、年末年始のバタバタで記録できず、きょう(1/5土曜}に至ったため、最も印象に残り、覚えておきたいと思ったことのみ、まず記憶をたどりながら記す。

それは、婚活する女性の判断基準が明確で、経済力と相性で縦と横の軸で4つの枠になるマトリクスを書き、両方とも良ければ即決、経済水準が良ければしばらくつきあい、相性が良ければ友達、どちらもだめなら無視、という思考方法は、就活や採用の判断基準にもなりうるという指摘。少し前にロジカルシンキング関連の本をたてつづけに2冊読んだが、わかりやく図解していながらも、なかなか身につかない。

著者が何度も繰り返し、タイトルにしているように、「自分でしっかり考える」ことが大切で、「なぜ+だからなんなの」を問い続けること。

また、グラフの使い方など含め、視覚化が思考を深化させ、思考の棚に知識を整理するなど。

(1/6追記:引用)
p18:知識は過去!思考は未来!−思考力のある人は、自分の専門分野においてさえ革新的で柔軟です。
p27:◇十分すぎる情報があるのに決まらないのは、誰も考えていないからで、分析作業に熱中するより、結論の出し方を先に考える必要がある。
p84:◇すべての要素を出しきる
p93:◇比較の基本は縦と横⇒1.自・他の比較、2.時系列の比較(過去と現在と未来、目標)
p123:◇大企業や公務員組織で成功する人(採用基準)は、空気を読む力と我慢する力の2つの軸⇒国として、モノづくりか脱工業化かで優先順位変わる
p131:判断基準を絞り込んだ人だけが結果を得ることができます。優先度の高い基準を選び、その観点だけから選択肢や事象を見ると、細部が省略され、本質的なポイントが浮かび上がります。
p149:◇消費者庁で、既存省庁がいかに消費者側に立っていないかを再認識
p162:◇就活の問題は、学生がフィルター探しでなくそこに入れる企業情報ばかりを追っているからで、自分のフィルターを見つけること⇒仕事の4つの分類:成長、支援、運営、再生
p192:まずは考え、あとから知識として他の人や専門家が考えたことを調べるという方法の方が、考えるための訓練としては適しています。
p224:(米英日の報道の違いに驚く)(同じものをみて気づく人と気づかない人の違いは)「知識を整理するための思考の棚をもっていて、次に知りたい情報を意識的に持っているかどうか」にあります。(⇒待っていた情報が実際に入れば、すでに考えてあった結論を棚から取り出すことができる)
p234:(膨大な表計算で達成感はあっても、本当に大事なのは整理された情報で何が分かったのかという思考)
p238:知識と思考の理想の関係⇒
1.知識は思考の棚の中に整理すること
2.空いている棚に入れるべき、まだ手に入っていない知識を常の意識すること
3.それらの知識が手に入れば言えるようになることを、事前に考えておくこと
p241◇現実の社会には解法のない課題がたくさんあり、問題集のように覚えるのでは力がつかない





{12/16-18読了、記入は1/5}