- 作者: 山田悠介
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2004/04/10
- メディア: 文庫
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こんな王様や、佐藤という名前の人を抹殺していくゲームなんてありえないと思いながら、親友が目の前で撃たれ、久しぶりに再開した妹も捕まり、追い詰められていく心理というのは、それこそリアルだ。
あとがきでダ・ヴィンチの横里隆編集長が書いているように、非日常に放り込まれた主人公の翼にシンクロしながらも、命をかけた鬼ごっこが何も特別なことじゃなくて、現実の世界も不条理な物事であふれていることを教えてくれる→「足元の床が突然抜け落ちるリアルな恐怖」(p308)を味あわせてくれるということか。
それにしても許されない話ではあるが、怖かった・・映画は録画してあるのだが、まだ見ていない・・見る前に原作を読んでおきたいと思って手に取ったのだが、実写映画だともっと怖いのだろうか?
{1/24〜27読了、記入は28}