- 作者: クライブ・カッスラー,ジャック・ダブラル,浅田隆,黒原敏行
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2008/09/17
- メディア: 文庫
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下巻の方がペース的により早く読むことができたのは、早く結末を知りたいと思うからなのか・・
船鋸がうなるシーンや、ファン・カブリーヨ会長兼オレゴン号船長が仲間に呼びかけるシーン、それに上巻に出てきた女性の海洋学者トーリー・バリンジャーの救出シーンなど、映像が目に浮かぶと映画になりそうな感じで、迫力はある。会長と海洋学者の”恋愛感情”のロマンスは定番なのだろうけど、007の映画のようなものだろうか・・
p11:自由の砦の胸壁では、自由を侵そうとする者がいないかを闇の中で監視する人たちが必要だ。<コーポレーション>はそのような監視人の役を引き受けている。
p237:われわれがここにいるのは利益のためではない。文明社会の一員としての義務を果たし、正義を信じる人々の列に加わるためだ。
こうした文言は、いかにも自由を信望し、正義は勝つというアメリカ的な価値観に溢れているような気はした。
{4/22読了、記入は4/28}