読書録

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『ホンダ・インサイト革命』 赤井邦彦 著

ホンダ・インサイト革命 (アスキー新書)

ホンダ・インサイト革命 (アスキー新書)

ハイブリッドのトヨタの方式との違いがわかったが、IMAをパラレル方式というモーターを補助動力の位置づけにしたのは、システムの小型・軽量化を狙ったもので、安い値段設定にするためだった。よってホンダのハイブリッドは小型車向きということになる。

「安価にユーザーが手にすることが出来るクルマの開発」「ホンダブランドとは、”大衆の味方でありたい"ということだと思う」(p50)というコンセプトは、とても素敵だと思うし好きだ。

知人が、プリウスに比べてインサイトはちゃちだと感想を話していたが、開発思想からしてその通りだと思うが、筆者が指摘するように、インサイトでは収益を上げるが、プリウスは収益をかなり圧縮しているということなのだろう。「トヨタは無理をして価格を下げてきたことになる。その無理がトヨタにとって何を意味するようになるか知るよしもないが、自動車産業全体にとって良かったかどうかは判断が分かれるだろう」(p11)というのは、プリウスをめぐる騒動を見るとき、むべなるかなという感じもする。

これまでホンダの中古車を買い替え、今は3台目だが、次はいよいよハイブリッドを検討したい。

{図書館で借り3/11読了、記入は20}