読書録

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『韓国人の歴史観』 黒田勝弘 著

韓国人の歴史観 (文春新書)

韓国人の歴史観 (文春新書)

山の鉄杭を抜いたり、旧総督府を解体したりした背景が、風水説に基づいた動きだとは知らなかった。謝罪と反省から、感謝と慰労の視点を持ち込むことで過去の日韓史がより深く見えると筆者は主張する。「日本支配はいいこともした」といえば韓国では「妄言」扱いで言論の自由が存在しないことを問題だというわけだ。贖罪史観をすてよということだが、こういう主張が表立って増えてきたのは、このころからだっただろうか・・

(扉ー要旨)
韓国人にとって、口惜しいのは植民地にされたことだけではない。そこから自力で独立できず、戦後も対日戦勝国と認められなかったことが、今に続くトラウマなのだ。戦時中ほとんど日本人になりかかり、ともにあの戦争を戦った記憶に悩むのだ。だから「反日」教育とは、彼らの中の「日本」を消すことであり、彼らがよく言う「歴史の立て直し」とは、対日協力の忌わしい歴史を消すことではあるまいか。

(目次ー引用)
第1章 従軍慰安婦問題―日本コンプレックスの深層;
第2章 対日「抵抗史観」の神話;
第3章 韓国人作り―反日教育はなぜ必要か;
第4章 はてしなき「謝罪」要求の根拠;
第5章 中国の影―「日王」という呼び方;
第6章 日帝風水謀略説―「光復五十周年」の反日風景(1);
第7章 旧総督府解体―「光復五十周年」の反日風景(2);
第8章 日帝の残滓―「光復五十周年」の反日風景(3);
第9章 新たなる「日本」の影;
第10章 「日韓問題」は存在しない;

{図書館から借り12/27読了、記入は1/9}