読書録

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『心の免疫力をつよくする本』 鴨下一郎 著

気分スッキリ 心の免疫力をつよくする本―毎日が楽しくなる新しいヒント

気分スッキリ 心の免疫力をつよくする本―毎日が楽しくなる新しいヒント

いろいろつらいことが多く、この本を読むと、サブタイトルにあるように、少し気分が和らぐことができた。
自分の経験を振り返れば、それこそ大きいものから小さいものまで、たくさんのストレスがあり、なんとかやってこれた。
その経験を生かせば、なんとかなるのかなあ。

アイデンティティーのところで、家族を守るのか、仕事に打ち込むのか、という設定が出てくるが、まさにこの両立を模索しながらうまくいかずにこのままきているところが、大きなストレスの一つではある。
組織は決して甘くなく、ワークライフバランスのうち、「ライフ」を優先する生き方を申告すれば、それは「ワーク」の方に響き、今のように成績主義が導入されているところでは、大きな差になってあらわれてくる。それをどう受け止めるか。

割り切ればいいのだろうけど、それもつまらないし、やはり、模索し続けていくしかないのだろう。



(目次-引用)
1章 小さなことで落ち込まない人になる!;
p24:一番初めの対応の仕方で、その後の展開がいいほうにも悪いほうにも変わっていくというのは、社会のあらゆる場面で共通する法則といえます。・・傷を広げないための上手な対人スキル、あるいは誠意が伝わるコミュニケーション力といったものは、多くは経験によって培われていきます。


2章 人づきあいや仕事の疲れが残らなくなるコツ;
p47:ひとつは攻撃をうまく避けること。・・ふたつめが攻撃によるダメージを翌日まで残さないこと、傷を癒すということです。
p92:心の免疫力をつける上では、唯一リアルな体験以外は役にたちません。
p95:乗り切れるという自信が心の底にあれば、何が起こったとしてもビビることなく泰然としていられるようになります。・・「乗り越えていける」・・出口が見えれば、現状をことさら不安に思ったり、心配することもなくなるでしょう。


3章 楽しいことをやるエネルギーがわいてくるヒント;
p111:アイデンティティーがしっかりある人は、人生を力強く生き抜いていくことができます。たとえば、「自分のアイデンティティーは家族を守ることだ」と考えている人は、仕事でどんなことがあっても我慢できるでしょう。・・「自分は仕事で成功するために、女も捨てる、家族も犠牲にする。その代りにk歴史に残る仕事をするんだ」というように・・仕事の鬼に徹するというのもひとつのアイデンティティーです。


4章 ”心の免疫力”がつよくなる魅力ある習慣
p146:自分が苦手とすること、自信がないものについては、最初に大きなハードルを設定して、飛び越えようと思わないことが肝心です。
p151:ストレスに耐える力をつけるヒントは、小さなストレスを数多く乗り越えていくことです。
p170:人の体験談や経験談を「自分には関係のない話」と言って流してしまうか、きちんと耳を傾けるか、それだけで後の心の免疫力に差がでてきます。


5章 人生がどんどん輝きはじめる心の魔法
p184:これまでに経験してきたさまざまなものを免疫力として活用していくのが、ある年齢になってからのストレス対応策です。
p186:自分もそれなりにいろいろ経験してきたし、まあまあ捨てたもんじゃない。意欲だってあるし、肝が座っているところだってある。ある程度のことなら、ビビることなく対処していける。そのように思える部分を洗い出し、頭の中で整理してみるといいでしょう。
p189:「何で自分が」から始まり、「悔しい、悲しい」と苦しみ、やがて「仕方がない」になり、「今度こそ頑張ろう」と思う。そこに免疫力がついてくるわけです。


{フォーラムで借り7/14読了、記入は19簡略}