読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

『断る力』 勝間和代 著

断る力 (文春新書)

断る力 (文春新書)

勝間さん本が、ある意味で「進化」していることに驚いた。
各章ごとのまとめはこれまでもあり、便利だと思っていが、今回は、重要な用語の再掲と引用ページを、このまとめにあわせて書いてあった。このはてなダイアリーでは、これまで引用ページと内容を箇条書きに書いてきているが、そのことを本著の中でやっている!ということは、ネットでの情報収集や評価を見て、工夫をされたのだろうか?本がより読みやすく、わかりやすくなったと思う。今後もこのスタイルを期待したいとも思う。(図書館で借りていることには、批判を受けそうですが…おゆるし下さい。買っても置くスペースがないのです・・・)


今回の内容は、今の自分にとって、とても大切な「指南書」になっている。ストレスをためないためにも、自分に自信を持って、「断る力」をつけていく必要は、痛切に感じている。また著者が言うように、このアドバイスなり気づきを、ぜひ実行に移していかなければならない。この本が丁寧なのは、さらにその場合はリスクの低いものからすすめるなど、実践的に記述されている。ただ、年齢的には、少しこの本と出合うのには遅かったのかもしれない・・


(目次-引用)
p13:32歳で「三毒追放(妬む、怒る、愚痴るのを止めること)」という言葉やさまざまな人生指南書に出合い、だんだんと自分を取り戻すようになってきました。そして、33歳から34歳で気づいたことは「自分で断ること、捨てること」の重要性でした。

第1章 総論「断る力」の圧倒的な効用を理解する
(「断る力」がない人たちは自己主張ができない人たち;「断る力」がないと「2ちゃんねる」で不満をぶちまけてしまう ・・);
p34:ネガティブな情報が、ネットという媒体を通じて共有されるようになってしまったのです。そして、匿名性は攻撃性を助長します。
p37:「事実なんてない。あるのは認識だけだ」フィリップ・マグロー
p38:あなたが言葉を使って言わなければ、絶対相手はわからない→アサーティブの4つの基本的な考え方:1.誠実 2.率直 3.対等 4.自己責任
p92:(嫌われるチェックポイント):見かけが平均より汚くみえ、いやな臭いを発し、話し方に馬鹿にした雰囲気や厭らしさ、相手について興味がなさそうな雰囲気や生意気な言動 がないか?
p94:究極の質問とは、「この商品(サービス)をぜひ、知り合いに勧めたいですか?」→配点や評価の方法など
p128:★私たちは自分の扱い方を人に教えている
p133:「断る力」を身につけるには、相手との「対等」な人間関係が必要


第2章 ホップ 自分の揺るぎない軸を持つ
(自分の責任を持てるのは自分だけ;ビートたけしさんの「毒舌」の正体とは? ・・);
p145:★よく、なぜ教育を受けなければならないか、なぜ仕事をしなければならないかという疑問が生じますが、その答えは、「他人の役に立つため」だと私は考えています。→自分の責任について自覚する
p158:むやみに反応せず、時間と距離を置いて、相手が飽きるまで待つことを第一の戦略とする。
p162:「果たし状」には、もっと自分を認めて欲しい、あるいは認められている人たちのあら探しをしたい、という強い欲求があるので、その人たちに対する一番ふさわしい対処法は、「ほっておく」ということになります。そうすればそのうち、攻撃に飽きてくることでしょう。反応しない壁に向かって、ひたすら批判を繰り返せる人は少ないのですから。
p193:インターネットの評価を活用する→通常のウェブ検索、ブログ検索、mixiなどSNSの日記とコミュニティ検索、2ちゃんねるなど掲示板で検索
p207:「不得意」なものは放っておく割り切りと強さが必要


第3章 ステップ 相手への建設的な影響力を発揮する
(「空気」を読んだ上で無視できる力をつける;「影響の輪」を常に意識しよう ・・);
p245:あなたの利害だけでなく、相手の利害も考え、「ウィン・ウィン(両得の関係)」を築く


第4章 ジャンプ 「断る力」で、自分と周囲の好循環を作る
(「断る力」を身につけると、人間関係が目に見えて変わる!!;人との関わりの中で「自分の軸」が革新していく ・・)
p288:間違った考え方や社会にNOを言える力を養う


{図書館から借り7/9読了、19記入作業}