- 作者: 重松清
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/08
- メディア: 単行本
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先生への愛情が垣間見える、素敵な作品群でした。
とりわけ、ニール・ヤングが好きな先生の言葉、「これからはロールじゃ、ロールすることが肝心なんじゃ」・・・「要するに、生き抜く、いうことよ」(p32)。は、いつも聞かされているようなフレーズだけど、改めて大切。
野球部でレギュラーをとれず中退した生徒がガンで亡くなりそうになって、赤鬼と呼ばれた先生は・・・かつては、「努力する前にはあきらめるな、努力は報われる、信じて頑張れ」といっていたが、最後に「ありがとう」「俺の生徒になってくれて、俺と出会ってくれて・・・ありがとう」、この言葉は、重い。
(目次-引用)
白髪のニール ,
ドロップスは神さまの涙 , 保健室の逃げ場となった先生のやさしさ
マティスのビンタ , 能力がないけど応募し続ける絵の先生
にんじん ,
泣くな赤鬼 ,
気をつけ、礼。,吃音の主人公ヤスジは、著者の自伝的な話なのだろうか?「背筋は、いま、ぴしっと伸びているだろうか?」
{地区センターで借り6/3読了、記入は13作業}