読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

超「超」整理法 野口悠紀雄 著

超「超」整理法 知的能力を飛躍的に拡大させるセオリー

超「超」整理法 知的能力を飛躍的に拡大させるセオリー

要するに、デジタル技術の発達を受けて、「分類するな、整理せよ」というのが、著者が繰り返し主張していることだ。

ここで紹介されているノウハウは、すでにかなり実行しているので、その効用を確認する形ではあった。

著者が以前の本で紹介していた、うろおぼえで恐縮だが、内容に関係なく袋に入れて日付で管理するやり方は、あまり習得できなかったが、パソコンの文書データは、タイトルに日付を入れて、似たような考え方+フォルダ管理をしてきた。
今の時代はフォルダよりラベルだということなのだが、Gメールも使っているが、まだまだなじめないところもある。
ただ、整理に時間をかけるより、確かに、デジタル技術の恩恵に預かって、この方向でやっていく方が良いのだろうとは思う。

また、著者も指摘しているように、パソコンが普及し始めのころのハードディスクは、20メガで10万円を超えていて高かった・・
当時の5インチに一太郎で書いていた文書も、一応、メディア変換をしてあったので、一部は残っているのだが、さて、活用するような場面が訪れるものかどうか?



(目次ー引用)
序論 『「超」整理法』を書き直す時がきた;
p20:(最も重要な基本的な考え方二つ)1.データを自分で抱え込まないこと(メールで自分に送るかオンライン格納する)2.どのような能力を磨くかについての見極め


第1部 デジタル・オフィスの作り方(Gメール革命;デジタル・オフィスはオンライン;紙との共存);
p75:ドッペンゲルガ・シンドローム→正本が複数できてしまう事故で、オンライン格納で防ぐことができる。
p124:思い出はPDFで残そう


第2部 IT時代の知の技法(検索を制するものは知を制す;検索は知のスタイルを変える;新しい時代における知的作業の本質は何か?;新しい知的生産技術);
p172:グーグルのデスクトップ検索を使う
p181:ひたすら保存してあとから探し出せばいい
p183:検索は、1.ダイレクト、2.部屋を見つけて昇り降り、3.共通集合を渡り歩く八艘飛び、4.完全一致
p215:数学でも暗記して先に進むほうが良い
p223:必要なことは、情報の集め方ではなく、情報の選別の仕方や捨て方
p242:需要供給モデル以外で経済現象の理解に重要なのは、分散投資の理論と比較優位の理論
p252:歩けばアイディアが出る+とにかく始めること、寝ている間に考えが進むことを期待すること ただし材料を仕込んでおくことが必要


第3部 知の産業革命(日本で知の産業革命が起きるか?)
p282:大企業は新しい情報技術を使えない(グループウェアでネットワーク利用は厳しい)
p284:日本経済の停滞は、新しい情報技術への不適合、(政治家の質の低下、若者のハングリー精神の喪失、ゆとり教育による子供の能力低下などなども指摘されているが)


{図書館で予約→3/20借り23読了、記入は26}